「おけましておめでとうございます」の終わりごろ、小正月。
1月14日、十日町の大白倉地区、バイトウと言う伝統行事へ行って参りました。
奇祭。
もともとは、地域の子供たち担当の行事でした。
だんだん子供が減り、消滅の危機に。
1年だけ、中止の年をはさみ、
翌年からは大人たちの手でバイトウをつくり、伝統を守り続けてます。
さて、バイトウって何か...。
雪原の上に、直径10mくらいの小屋を、ケヤキ(?)とワラ(?)で作ります。
それを、”バイトウ”と呼びます。
バイトウの中で、火を焚き、囲んで、日本酒を飲んで、スルメを焼いて、トン汁を食べる。
そんな穏やかなひとときをバイトウの中で過ごしたのち、
五穀豊作を願って、バイトウを燃やします。
その燃え方で、今年の豊作をうらなうのです。
奇祭。
今年のバイトウ。
みんなで火を囲んで、楽しいひととき。
そして、いざ点火。
ちょっと、危険。
おーっ。 燃えている。
この燃えっぷりなら、今年は豊作に間違いない。
なんか、去年より、きれいに燃えてるなと思ったら、
きっと、雪が降ってなくて、ワラが乾いてるからかなって。
なるほど。
去年、初めて、このバイトウを見て、
今年は、11月に材料の木を伐りに来たし、
来年は、いよいよ、バイトウ制作だな。